こんにちは。昨日の大嵐も去り、春らしく段々と暖かくなってきましたね。

さて今日は、「フランス出張その2 脱オートクレーブ」というお話です。

先日お話したとおり、世界最大規模の複合材料展示会ことJEC Europeへ行ったわけですが、まず目についたのがオートクレーブを使わずに成形する「脱オートクレーブ(Out of AutoclaveまたはOoA)」に関する展示です。

弊社でもオートクレーブを使わずに真空バッグで成形しますが、オーブンのサイズで製作可能なサイズが制限されますし、バッグを作るときに使うシール材やフィルムは使い捨てなので、大きな製品を繰り返し作るには難があります。

展示会場では、使い捨てフィルムに替わって、シリコンを用いた再使用可能かつ大物部品にも対応可能なバッグを各社が提案していました。

Axson社のシリコンバッグを使った実演。

Piekenbrink社の展示もやはりシリコンバッグ。

Smooth-On社の展示は、シリコンスプレーマシーンを用いて型にスプレーするだけでシリコンバッグが作れるというもの。

航空機や風力発電用途など、CFRP部品が巨大化していくのに合わせてオートクレーブを大きくするわけには行かないので、こういった方法で一体成形部品を作るのですね。なるほど!

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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