こんにちは。日本を代表する大手メーカーの「赤字」や「リストラ」のニュースを見ると、私も製造業に勤める身として、とても不安になります。素材だけ、技術だけが世界一であっても、ユーザーへ届く最終形態の価値を高められないようだと、このまま先細りは確実・・・。CFRP業界も炭素繊維は日本が圧倒的なシェアを持っていますが、それを成形し部品として供給する力は、活発な情報共有、ユーザーのニーズに焦点を合わせた戦略的な研究開発、オリジナリティを追求し差別化出来る環境などにおいて、海外勢に分がある印象です。

さて今日は、「フランス出張その6 インフュージョン」というお話です。

AIRTECH社のブースでは、インフュージョンのデモが行われていました。

バギングフィルムをセット後、真空にします。

ここだけ見ると、弊社で行うプリプレグを使った真空バッグ法とそっくりですが、真空バッグ法はプリプレグに樹脂が含まれているためそのままオーブンへ入れて熱硬化させるのに対し、インフュージョンは樹脂を注入し硬化させます。

RTMやインフュージョンなど、脱オートクレーブの流行が顕著なJEC Europe2012。 弊社ももっと勉強しなければ、と反省しきりです。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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