こんにちは。6月の雨は憂鬱ですね。
以前紹介した弊社の花壇にあったヒマワリは、何者かによって幾度となくほじくられており、このままでは全滅してしまう・・・ということで、今日は花へも人へも面倒見のよい弊社社員が休日出勤をして、原因究明をしております。

さて、今日は「ミルクレープから考える積層設計」というお話です。

CFRPといっても、実はたくさんの種類があります。それは、外観や厚みが同じ板同士であっても、プリプレグの種類や重ね方によって、製品の機械的性質が異なってくるということです(参照:CFRPとは?)。

ミルクレープを想像して下さい。ミルクレープは、クレープとクレープの間にクリームや果物を入れ、それを重ねたケーキです。同じ厚みでも、クレープの質やクリームの質によっても味や口当たりが変わり、それは好みに応じて作るわけです。

CFRPはそれに似ています。つまり、同じ寸法の板を作るにしても、一方向の引っ張る力に対して強くしたいのか、曲げやねじれに強くしたいのか、はたまた大きくひずんでもいいから弾性を維持したいのか・・・というユーザーの要求に合わせて使うプリプレグを選定する必要があるのです。

プリプレグには、方向性のあるものや、プリプレグを構成する糸の強度によってグレードがあり、それが製品の機械的性質、そして価格に影響を与えてきます。したがって、お客様にとって必要な製品の機械的性質とコストを考慮しながら、最適な提案をさせていただくのが弊社の「積層設計」の役割です。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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