ごぶさたしております。毎日暑いですね。

さて今日は、「技術情報交換会のご報告」というお話です。

昨日は品川で行われた先端材料技術協会(SAMPE JAPAN)主催の技術情報交換会に出席しました。内容は、

1.レクサス LFAの炭素繊維コンポジット製構造体の開発
(トヨタ自動車株式会社 片平氏)

2.新幹線車両における先端材料・技術の最新情報
(公益財団法人鉄道総合技術研究所 辻村氏)

3.東京スカイツリーの施工概要
(株式会社大林組 田村氏)

4.複合材の乗り物開発40年
(株式会社ジーエイチクラフト 木村氏)

というCFRPだけではない最先端の構造やプロセスについてのお話でした。

個人的には、スカイツリーの施工の様子が大変興味深かったです。スカイツリーそのものの構造検討だけで施工できるわけではなく、巨大な部品をどう運ぶか(道路交通法により一度に運べるものの重量が決まっている)、どこに置いてどう組んでいくか(施工場所は決して広くないうえに高さはどんどん増していく)、短期間でどう組めば効率が良いのか(施工期間約3年半)、あれだけの高さで揺れが起きた場合の対策はどうするのか(実際3.11が起き、対策が功を奏した)・・・などなど、ものを作る際に何が起きてどういう準備が必要かという、流れ全体を把握したプロセス作りの重要性を再認識しました。

懇親会は、ビルの30階で行われ、遠くにスカイツリーが見えました。これまでは日々高くなっていくスカイツリーをのん気に眺めているだけでしたが、世界一の新タワーはまさに知恵と技術の集結によって造られていることを学びました。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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