こんにちは。みなさんにとってより役に立つブログを目指して、頑張って更新しております。

さて今日は、「炭素繊維市場の現状と将来予測についての感想」というお話です。

最近CFRPやその他気になるニュースをぼちぼちツイッター(@acm_inc)の方に取り上げているのですが、その中から今日はひとつ選んでご紹介したいと思います。

Carbon Fibre Industry Set For Strong Growth to 2020 (NetComposites)

トニー・ロバートによる炭素繊維市場の現状と将来予測です。413ページにわたる報告書を全て読むには時間(とお金)が随分とかかりそうなので、上記の記事をかいつまんで読むと

・世界的な炭素繊維の需要は、2011年の46,000トンから2020年までに140,000トンに伸びる

・現状の炭素繊維が使用されている用途
航空宇宙 17%
産業用途(風力や自動車関連を含む)67%
スポーツ関連 16%

・2020年までに、世界的な炭素繊維の需要の46%は風力と自動車関連が占める

・航空宇宙・防衛関連の炭素繊維の需要は、2011年の7,694トンから2020年までに18,462トンへ伸びる

・世界の炭素繊維生産量は、2020年までに
日本 25%
アメリカ 28%
ヨーロッパ 28%
中国 9%
その他 10%
となる

と将来については推測しています。

個人的には、東レ・帝人・三菱レイヨンという日本のメーカー3社で約70%のシェアを握っている炭素繊維市場が、あと8年で25%までシェアが下がるのか疑問ですが・・・どのような根拠なのか、そのあたりは報告書を読む必要がありそうです。

それと、炭素繊維といえば飛行機やスポーツ用品を思い浮かべる方も多いかと思いますが、用途別に見れば圧倒的に産業用途が多いので、これからも順調に市場が成長してほしいものです。なんせACMは産業用途のお客様が多いですから!

というわけで、今日は炭素繊維市場の動向に関するニュースを取り上げてみました。次回もどうぞお楽しみに!

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CFRP 加工」のエーシーエム

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