こんにちは。今日は少し暖かくなりましたね。最近のエーシーエムは量産品から試作品までのお引き合いが続き、徐々に忙しくなってきました。

さて今日は、「CFRPってハイテク?ローテク?」というお話です。

弊社には日々お客様が見学に来られます。先端材料といわれるCFRPの会社だけに、さぞかしハイテクな期待を抱いて来られる方は、たいてい見学後にこうおっしゃいます。

「CFRPって手作業で作るんですね!」

そうなのです。CFRPはプリプレグを1枚1枚重ねて作るので、とても手間がかかります。プリプレグの厚みを0.2mmと仮定すると、20mmの板を作る場合には
20÷0.2=100(枚)
のプリプレグをせっせと重ねることになります。

プリプレグはロール状で保管されているので、当然1枚1枚切り出す作業も必要です。

1m角の板ともなれば、100枚のプリプレグを切って重ねるのはかなりの大仕事です。層間の空気を抜いたり、異物が入らないよう気を配ったり、成形の作業には慎重さも大切です。

CFRPは航空宇宙やスポーツ用途でよく聞く素材でもあり、華々しいイメージかもしれませんが、実は意外と地道な作業によって作られているのです。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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