こんにちは。最近また寒くなりましたね。

以前も書いたかもしれませんが、今日は「CFRPの熱的性質」についてお話します。

製品の使用環境は、設計する上で大切な情報です。なぜならば温度環境は製品の強度への影響はもちろん、寸法へも影響を与えます。したがって、その製品が常温で使用されるものなのか、はたまた高温部に使用される部品となるのかを理解した上で設計を進めることが重要です。

CFRPとアルミニウムは強度や重量でよく比較されますが、線膨張係数は大きく異なります。一例を挙げますと、
CFRP 0.2×10^-6/℃(炭素繊維・樹脂により異なる)
アルミニウム 23.7×10^-6/℃
です。したがって上記の場合、1000mmの板が1℃温度上昇したとすると、CFRPは+0.0002mm、アルミニウムは+0.02mm長さが変化します。

日常生活で考えればほんのわずかな変化かもしれませんが、製品設計において10000万分台と100分台の寸法変化は大きな違いといえます。 温度による寸法変化が小さいCFRP、まだまだ用途拡大のチャンスがあると考えられます。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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