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さて今日は、「CFRPの耐熱性」というお話です。

世間ではスペースシャトルの話題でにぎわっていますね。航空宇宙分野は、高い性能を持った複合材が大活躍している場所です。たとえば、汎用材料ではもたない高温環境にさらされる箇所には、1000℃以上に耐えられる炭素複合材などが使われています。

それと比較すると、CFRPは複合材とはいえ樹脂製品ですので、そこまでの耐熱性はありません。弊社でよく使われるプリプレグは、130℃硬化型であったり、用途によっては180℃硬化型も使います。130℃や180℃という温度は硬化温度ですので、製品になって実際に使われる環境温度としては、おおよそ100℃程度までが許容と考えています。ただし、応力のかかる大きさや、その温度にさらされる時間など、CFRP製品の耐熱性はその使用環境に大きく左右されますので、前述しました100℃という数字はあくまでもひとつの目安です。場合によっては80℃や90℃で製品に変化が起きる可能性もありますので、設計段階から適切なプリプレグを選ぶことが重要です。

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

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