こんにちは。今日もまた雨が降っています。5月ってこんなに雨が多かったかなぁ?

さて今日は、「FRPではなくACMなのです」というお話です。

ACMの名刺の左下には、業務内容としてこんなことが書いてあります。

「先端複合材料の設計・成形・接着・加工」です。

そもそもACMというのはAdvanced Composite Materialsの略で、先端複合材料(または先進複合材料や新複合材料)という意味の一般名称です。それを社名にしたのは、「我々は強化プラスチック(FRP)ではなく、先端複合材料(ACM)をやっているのだ!」という社長の強い思いからでしょう。

先端複合材料のキーワードは、なんといっても「高比強度」、そして「高比剛性」です。GFRP(ガラス繊維強化プラスチック)は軽量でかつ鉄に劣らぬ引張強度をもつ材料ですが、問題は弾性率が低い、つまりたわみやすいのです。鉄は高強度でたわみにくいけど重い、GFRPは軽量・高強度だけどたわみやすい・・・その両方の良さを兼ね備えたのが、軽量・高強度・高剛性でおなじみ、先端複合材料の代名詞ともいえるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)です。これら3拍子が揃ったことで、CFRPは航空機の一次構造材という大きな役割を担える材料となりました。

以下、先端複合材料に関するキーワードを並べておきます。
FRP (Fiber Reinforced Plastics: 繊維強化プラスチック)
FRM (Fiber Reinforced Metallics: 繊維強化金属)
FRC (Fiber Reinforced Ceramics: 繊維強化セラミック)
FRCM (Fiber Reinforced Composite Materials: 繊維強化複合材料)

AFRP (Aramid Fiber Reinforced Plastics: アラミド繊維強化プラスチック)
BFRP (Boron Fiber Reinforced Plastics: ボロン繊維強化プラスチック)
CFRP (Carbon Fiber Reinforced Plastics: 炭素繊維強化プラスチック)
GFRP (Glass Fiber Reinforced Plastics: ガラス繊維強化プラスチック)

CFRP製品にご興味・ご関心のある方、ぜひ一度弊社へお問い合わせ下さい。

炭素繊維強化プラスチックを材料設計から一貫した製品作り
CFRP 加工」のエーシーエム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA